ご僧侶

Souryo

新宿瑠璃光院白蓮華堂にお勤めする、ご僧侶の想い。

阿弥陀如来の慈悲の光に包まれた、
安心と安らぎと、癒しの心の寺院

僧侶岡村 達証

 新宿駅南口から徒歩3分。石畳の参道を進むと、お浄土に咲く白い蓮の花をモチーフとする瑠璃光院白蓮華堂が見えてきます。ホワイトコンクリートで建築された白亜の寺院納骨堂。蓮の花咲く池に架かる石橋を渡って堂内へ。納骨エリアは地下にあり、それぞれ阿弥陀経に描かれる極楽浄土の宝石の名がつけられたブースから、その日の気分に合わせて参拝所をお選びいただけます。
 肉親の参拝を済ませた後は、如来堂のご本尊阿弥陀如来への参拝も。瑠璃色に輝く背景は、今まさに阿弥陀如来が御浄土から雲に乗り、私どもを救いにおいでになっている御姿です。
 白蓮華堂はお浄土に咲く白い蓮の花、その中に如来堂では阿弥陀如来が来迎され、本堂には観無量寿経に表現されたお浄土そのものがあり、「金堂壁画」の間にはインド、シルクロード、中国、日本へと伝わった仏教美術の仏様が肉親の仏様共々に、お参りする私たちに安らぎと明日への活力をくださいます。
 肉親に先立たれた悲しみに暮れ、暗い表情で当寺院を訪れる方も、僧侶の案内で見学し去る頃には、明るい笑顔で再訪を約束してくださります。阿弥陀如来の慈悲で救われる自分がそこにいる。安心と安らぎと、心を癒す寺ここにあり。

ようこそ瑠璃光院へ

僧侶池田 修

 新宿瑠璃光院白蓮華堂は、新宿駅南口改札より歩いて3~4分と、駅よりとても近いところに建っております。まさにいま白い蓮華の花が開かんとする蕾を彷彿とさせる白蓮華堂の建物は、仏教で説くところの『地涌の菩薩』のように大地から菩薩様が涌き上がって仏法を伝えるといったお話がありますが、まさにこの土地から菩薩様が涌き上がって私たちの眼の前に現れた、その様な気が致します。
 来年、令和6年は白蓮華堂がこの地に建立されてから10周年を迎えます。その間多くの方々と、法要・法事、報恩講や盂蘭盆会等々の合同法要は勿論、その他にも、お花まつりでは皆で甘茶を頂き、七夕では『希望』や『願い事』に溢れた多くの短冊を飾ったりと、交流することができました。
 そして「日曜仏教礼拝」「昼活」「土曜の午後のコンサート」「プレミアムフライデー」更に「『歎異抄』で一から仏教」等の催事では多くの皆さんとご一緒に「読経、法話、座禅、写経、仏教講話、お粥を頂いたり、音楽を聞いたり」と様々な催しを通じて共に「学び、遊び、祈り、救い」を体験してまいりました。
 これから更に白蓮華堂に来てよかった、楽しいと感じてもらえるお寺にするべく様々な企画を考えております。
 また、来寺される皆様からの貴重なご意見をいただき、さらに楽しいお寺にしていこうと考えてまいります。
 ぜひ一度開かれた門扉を通って、池の花をご覧になりながらお寺にお入りください。院内には四季折々の花々が色鮮やかに皆さんを歓迎いたしております。又、全館バリアフリーになっていますので車椅子や杖を使用される方々も安心してお立ち寄りいただけます。
僧侶並びに職員一同皆さまの御来院をお待ち申上げております。

「日曜礼拝」でみんな“寺とも”に

僧侶永樂 達信

 世界には、仏教をはじめキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教などさまざまな宗教があります。お経の中に、「八万四千の法門」とあるように仏教にはろいろな宗派があり、他の宗教にもいろいろな派があります。このようにいろいろな宗教がありますが、宗教の基本は「救い」。人びとを心の悩みや苦しみから救うことです。おまじないや現世利益と違い、宗教の救いの対象は病気とか身体の痛みではなく、心です。心の苦悩や不安を癒して安心や幸福を感じてもらうのが本当の宗教です。これは、宗派は異なっていても、基本は同じです。
 新宿瑠璃光院白蓮華堂は、浄土真宗東本願寺派のお寺ですが、宗派を超えて仏教を知ってもらう、仏教に親しんでもらう活動をしています。その一つが『日曜仏教礼拝』。毎日曜日午前9時半からお昼まで、仏教讃歌を皆で練習して歌い、お経を皆で練習して称え(お勤め)、お坊さんの講話(法話)の後、坐禅か写経に別れて体験します。締めは、全員参加の茶話会。世代や性別を超えてさまざまな話が飛び交い、情報交換、交流の場となっています。もう一つが『昼活』。毎月第3木曜日の11時半から30分ごとに4回、お昼休みを活用した体験坐禅会です。坐禅指導と坐禅の後、季節の薬膳粥で腹ごしらえもできます。
 『日曜仏教礼拝』も『昼活』も、どなたでも参加できます。そのままの体験でもよし、これをきっかけに仏教に触れていただくのもよし。仏教は心の救いを旨としますが、それは同時に生き方の見直しでもあります。「人は何のために生きるのか」「どう生きるのか」。人生の根本問題を考える入り口にもなります。一度、参加してみてはいかがでしょう。

ともに喜び笑い、ともに涙する
みなさまにとって身近なお寺です

僧侶東 恵秋

 新宿瑠璃光院白蓮華堂は、新宿駅や今話題の「バスタ新宿」からも近く、買い物ついでなどに気軽にお参りができる、とても便利で身近なお寺です。本来お寺の役割は、宗教行事のみならず、その地域の人々の生活と密着した「安らぎの場」であり、「文化発信の地」であり、「子どもたちの遊び場」でもありました。今日的にいえば、生涯学習センターのような存在だったのです。しかし残念ながら、特に都会ではその役割が充分に発揮されていません。私たちは、仏教ルネサンスを目指して日々取り組んでいます。
 毎日のように新聞・テレビ等で「悲しく、やるせなく、そしてせつない」事件が報じられています。そうした報道を耳にするたび、私たちの心に背骨(バックボーン)となるものがなくなってしまったように思います。仏教的にいいますと「ご本尊」がなくなってしまったのです。悲しい時、苦しい時、そしてどうしたら良いかわからなくなった時に相談できる、自分にとって最も信頼できる絶対的存在がご本尊なのです。
 私たちは、ご見学に来られる方、お墓参りに来られる方、日曜仏教礼拝などの行事に参加される方と常に目線を同じくし、「ともに喜び笑い、ともに悲しみ涙する」、そんなお寺にしたいと願っています。是非お参り頂き、合掌し、そしていま生きていることに感謝して頂ければと願っています。

0120-517-177